進化したそろばん教室 興珠会シナプスクラブ


「成功体験」
 シナプスクラブではたくさんの学習イベントを実践している。これは子どもたちの目標達成までのプロセスを細分化しより多くの成功体験を子どもたちと喜びあいたいという指導者の願望である。
 そろばんの検定試験は10級〜1級/初段〜10段まであり。暗算検定試験は6級〜1級/初段から十段まで整備されている。子供たちは、それぞれの単元で成功体験を積み重ねることで、自信ができ、それらの経験を他の教科に転化させる可能性を学ぶ。
 スキルアップとともにより多くの成功体験が子どもの向上心を育み、可能性を信じるようになる。「無理」「駄目」などのマイナス思考が子どもの心に蔓延したまま成長するのと、「出来る」「大丈夫」「よくなりたい」のプラス思考を心に持ち続ける子どもたちの差は成人してから大きく差ができように確信する。
 「応援」
 教室では毎授業日「チャレンジアンザン」(100マス計算)に全員が挑戦する。これは基礎計算のスピートを養成する学習イベントで10回に一度は計算スピートのテスト「チャレンジ検定」を実施する。東大阪校のA君は何度挑戦しても6級から進級しない日々が続いた。 進級が止まって2ヶ月は経つだろうか?私はA君に「応援(おうえん)がどれだけ成績をあげるか今日は実験してみるからがんばって」と声をかけ検定はスタートした。私はパソコン画面に次々と表示される問題に挑戦するA君を目一杯応援した。彼の後ろで計算スピートを見ているといつもとは違うスピードで答をインプットしているのがわかった。私の実況中継に影響されたのか他の生徒もA君の後ろにまわり応援を始めた。彼の指先は俄然スピードを増す。2分の制限時間の後、計算結果が表示された。6級の壁を何ヶ月も抜け出せなかった計算スピードが「応援効果」でなんと2級に合格してしまった。A君は信じられない顔をしながらも自分の計算結果に得意げであった。A君が殻を破った瞬間である。
 「主役」
 私たちは数億の受精レースに優勝してこの世に生を受けた。一人一人がチャンピオンの経験者である。ところが学校に入学すると徐々に主役を演じる回数が少なくなる。小学校一年生のころあれだけ挙手の数が多い教室のなかで学年が上がるにつれて挙手の役割は優等生が受け持つようになる。優等生を頂点とした構図が学級内に出来上がるのである。私は教育の中において子どもたちは「全員が主役」でなくてはならないと思っている。個々の成長はミリの単位でしかない。そのミリの成長を子どもたちと共に喜び認めるシステムが教室になくてはならない。そろばん教室には高得点を採った人だけが認められるシステムがある。これを批判する気持ちはない、これも大切な教育方法のひとつであると認識している。が、私の教室にはこの教育法は存在しない。シナプスクラブにはミリの単位の成長を認めるシステムがある。これは全ての学習イベントに導入されている。1秒・1点の記録更新が子どものやる気を刺激しその瞬間こそ子どもが「主役」になり輝けるのである。

興珠会シナプスクラブ 東大阪市花園東町/八尾市北久宝寺/羽曳野市西浦で進化したそろばん教室を展開する。